右手の親指は、とても太くて力強いです。ブリッジの近くを右手の側面でミュートしながら親指で弾くと、ウッドベースのような太くて、アタックの強い音が出ます。

これは、とても独特な音で、R&B・ファンク・ジャズなど、様々なジャンルで使われています。

日本で初めてフェンダーベースを使った有名人、いかりや長介氏が右手の親指で弾いております。

そのため「いかりや奏法」と日本では言われており、ビートルズの来日講演や、その他の映像で確認できますので、ご興味ある方は、研究するのもいいと思います。

以下の動画で私が実演しております。

右手の小指側の横の部分を、ブリッジの弦の乗っているコマの真上ぐらいに置いて、軽く押さえつけて弾く。サスティーンのないベースらしい太い音が出ます。

押さえつける強弱で、ミュート具合を変えられます。

ウッドベースみたいな音を出したいときは、強めに押さえて、親指の腹で強く弦をはじく。

音は太くて、少し余韻を消したいときは、弱めに押さえて、親指の先の方で弾くなど。

最近でもこの奏法はよく使われており、アドリアン・フェローなど若い人も、この落ち着いた音をよく使います。

最近では、人差し指を入れて2フィンガーで、複雑なフレーズをミュートしながら弾いたりします。

ローBの弦と相性が良くて、アドリアン・フェローなどは、Cm7などのコードで、3度のEb、裏コードのF#などを入れて、複雑なアドリブベースを弾いたりしますが、ミュートされたサウンドは、濁りも少ないので、問題ありません。(ジャズの場合)

親指を使えるようにするのは、フォークギターのアルペジオや、スラップ奏法など、色々と応用が効きますので、

ぜひマスターする事をお勧めいたします。

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その001 「四分音符を制するものは、世界を制する」

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