ベースという楽器は、基本的に単音で演奏します。
しかし、
ここぞという時に和音を入れた演奏ができると、とても目立つし、音に厚みが出せます。
和音について知識と理解を深めることは、様々なジャンルについての勉強になり、アンサンブルの力を高めることにもなります。
※和音について詳しくは、また後のブログで必ず取り上げます。
今回は、簡単な和音を取り入れたフレーズから、実践的なフレーズまで解説していきます。
まずは以下の実演動画をご覧ください。
まずは、三度を取り入れたフレーズを説明いたします。

1弦と2弦でしたら取り入れやすいと思います。コツは、半音下からのアプローチが使いやすいです。

次は、五度を入れたフレーズ。

これはギタリストのよく使う、パワーコードと同じです。

きちんとチューニングされてる楽器でしたら3弦と4弦でも綺麗に聞こえる和音です。
ちなみに、
何故、ベースで和音があまり使われないのか?
理由は、
響きが濁るから。
和音には、どこの低い音域まで綺麗に響くかという限界があります。
それは、
Low Interval Limit ローインターバルリミット
と言い、音域の低いベースでは、五度やオクターブなど綺麗に響く和音でないと、すぐひっかかってしまいます。
次は、10度を入れたフレーズについて説明します。

10度とは、オクターブ上の三度のことで、これは特におすすめです。
4弦でルートを押さえて、1弦で三度の音を弾く。
マイナー三度でもメジャー三度でも使えますし、どんなジャンルでも対応できます。

グルーヴよく弾けば、ファンク、ソウルに対応して、アルペジオに弾けば、バラードにも使えます。
そして、10度に加えて、マイナー7度を入れたフレーズを使えるようになると、とても印象強い演奏ができます。

※メジャー7度は扱いづらいのでまた別の機会に説明します。
4弦ルート、2弦7度、1弦10度(三度)
この三つでセブンスコードができます。

ブルース、ファンク、ソウル、エレキベースが活躍できるジャンルにおいては、セブンスコードは基本ですので、ぜひ取り入れてみてください。
有名な曲でしたら、
マイケル・ジャクソンのロック・ウィズ・ユーという曲のCメロで使われてます。
以下の動画で実演しております。
アドリアン・フェロー氏など、若手のベーシストは、テンションやルート抜きなど、様々な使い方をしております。
ますば、その入り口に3度5度7度10度があります。
ぜひ取り入れてみてください。
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youtubeチャンネル
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