エレキベースで一番やりづらいジャンル・・・私は、ジャズだと思っております。
なぜなら、トラディショナルなジャズではウッドベースを使うからです。
エレキベースでウッドベースのニュアンスを出すのは、一番難しいのです。
ウッドベースとエレキベースの違いは、
ボディが空洞か一枚板か?です。
その違いによって生まれるのが、アタックとサスティーンの差です。
ウッドベースは弦も太くて、押さえる力が大変だし、右手は中指と人差し指を揃えて二本指で弾くため、アタックが強くて、サスティーンが短い印象があります。
※ウッドベースの雰囲気を出す「いかりや奏法」については、ブログ005,006を読んでいただけると嬉しいです。
でも実は、
短く聞こえそうなだけで、拍と拍の間はしっかり伸ばす、その長さがジャズのグルーヴに必要なのです。
ジャズのノリは、難しいイメージがあります。
それはなぜか?
ジャズのノリ、グルーヴのことを「スイング」と言いますが、まさにその通りで、リズムが横に揺れる感じ、おまけにスピードが早いので、とても難しく感じるんだと思います。シャッフルとも違いますし、ハネてるとも違いますし、盆踊り的なリズムとも違います。
スイングのグルーヴは、コツを掴むまで慣れがいります。
今回は、そのコツを少しでも説明できればと思います。
ベースは、バッキングからソロまで、役割が多いので、大変かと思いますが、練習して、コツがわかれば、とても楽しいものに変わります。
以下の動画で実演しております
まず、バッキングとアドリブソロでは、リズムの感じ方が違うっていうのが秘訣なのです。

バッキングは、
・走るぐらいの気持ちで、絶対遅くならないように。
・BPM240ぐらいまではハネる気持ちで。
それにいかりや奏法でウッドベースのニュアンスを出せれば、スイング感がでます。
ブログ001でも書いてますが、
シャープにだす。前へ前へって言う感覚が大事です。

アドリブソロは、

・ハネない。
・音を切らない
・リズムに対してモタモタ弾く
いわゆる後ノリって言う感じです。

スピード感のあるバッキングに、ゆったり乗るソロっていうフィーリングを掴むことが大事なのです。